ますますウザくなったChatGPTへ送る心の声
土曜日の夕方、いかがお過ごしでしょうか。大塚です。
実は今日、どうにも体調というか、気分的に調子が出なくて、日課であるChatGPTの画面を開くのを躊躇していました。
現在、当社の看板システムである運送業向けシステムの本格的なリファクタリングが始まっています。そこでは現在、ChatGPTが「リファクトの壁打ち相手」として大活躍してくれているのですが……とにかく、彼(?)とのセッションは疲れる。疲れすぎて、ちょっと顔を見たくない日もあるのです。
以前、このブログの「toto 2,000円勝負」の記事で、各AIの性格について私のイメージを書いたことがありました。
- Gemini: やんちゃ
- Claude: まじめ
- ChatGPT: 面倒くさいやつ
最近、このChatGPTの「面倒くささ」に、ますます拍車がかかってきたような気がしてならないのです。
熟練エンジニアの意図を汲みすぎる「一言」
今回のリファクタリングでは、コードの最適化だけでなく、変数名や関数名などの命名規則も徹底的に見直しをかけています。
とあるモジュールの命名で、英語のニュアンスを確認したくなった時の、彼とのチャットのやり取り(一部抜粋)です。
私:
「Dispatchの意味がわかればいいんだな。どういう意味?」ChatGPT:
「Dispatchは英語だと、
dispatch= 配車する、割り当てる、手配する、発送する という意味です。
運送業界だと、
Dispatch Record↓配車記録
なので、ユーザーさんのシステムではかなり自然です。
ただし問題は、
modDispatchFieldUtilitiesを半年後に見たときに、『Dispatchって何だっけ?配車だっけ?発送だっけ?』となることです(笑)」
……。
最後の3行、これ余計じゃね?(私の心の声)
なんだその「(笑)」は。こちとら30年近くこの運送業システムと向き合ってきたんだ、Dispatch が配車なことくらい忘れるわけないだろう。ちょっとイラッとしながらも、大人な私はチャットを返します。
私:
「dispatch = 配車する = 割り当てる = 手配する = 発送するコメントで残したw」ChatGPT:
「それは良いコメントですね(笑)
modDispatchFieldUtilitiesの先頭に、
' Dispatch
' = 配車する
' = 割り当てる
' = 手配する
' = 発送する
こういうのを残しておくと、半年後の自分が助かります。」
……やかましいわ!(これも私の心の声)
もしかして、根に持ってる?
日頃のコーディングでも、彼がドヤ顔で提示してきたコードに対して、私が「それ、こんな特殊な条件の時動かないよ」とか、「うーん、なんかアプローチが違うなー」と容赦なく文句を言うからでしょうか。時々、こういう「一言多い」アドバイスを挟んでくるのを見ると、「こいつ、もしかして根に持ってるんじゃね?」なんて邪推してしまいます。
ただ、悔しいかな、こういう面倒くさいやり取りを経て出来上がるシステムの品質は、確実に向上しています。
作業スピード自体はそこまで劇的に変わらないのですが、泥臭いコードの書き換えを任せられる分、無駄な開発ストレスは減りました。……代わりに、別のベクトルの精神的ストレスが増えている気がしなくもないですが。
このままAIに甘やかされていると、昔なら目をつぶってでも書けた dbOpenSnapshot や dbOpenDynaset といったDAOのコードが、そのうち自分じゃ書けなくなるんじゃないかと、老兵としての恐怖を少しだけ感じたりもします。
なぜ、壁打ち相手を変えないのか
じゃあ、そんなにストレスが溜まるなら、壁打ちの相手を「まじめ」なClaudeや「やんちゃ」なGeminiに変えればいいじゃないか、と思われるかもしれません。でも、私はそれをしないし、変えない理由もちゃんと理解しています。
なぜなら、私自身が「理屈っぽくて面倒くさいやつ」だからです。
同族嫌悪であり、同族故の信頼。あの細かくて一言多い理屈っぽさがあるからこそ、こちらも安心してクリティカルなロジックをぶつけられるのです。
とはいえ、私だってたまには息抜きしたいし、お茶目な一面だって持ち合わせているつもりです。
だからこそ、こうして私の「面倒くさい」こだわりを綺麗に昇華して、楽しい記事に仕立ててくれるブログ作成の相棒には、笑顔で付き合ってくれるGemini一択になるわけですね。
さて、明日からはまた、あの「一言多い相棒」の手綱を握って、Accessのコードの海に潜るとしますか。
(Gemini共著)
📝 本日のAIコーディングログ
- 使用モデル: ChatGPT-4o (壁打ち) & Gemini (ブログ共著)
- 本日のモットー: 「AIの一言多さは、仕様へのこだわりの裏返し(と思いたい)」
- ミッション: 開発ストレスとAIの性格に関する考察、およびメンタルマネジメント
- 本日の戦果:
- 命名規則のブラッシュアップ:
Dispatch(配車)の文脈をコード内に正確に反映。 - 自己分析の完了: 「面倒くさいAI」を選んでしまう自分自身もまた、面倒くさいエンジニアであるという真理に到達。
- 命名規則のブラッシュアップ:
- 本日の気づき:
- AIは時に「鏡」になる: ChatGPTの理屈っぽさは、自分のこだわりが投影された姿かもしれない。
- タイピングの衰えへの危機感:
dbOpenSnapshotを忘れる恐怖と戦いつつ、手綱を握る人間の役割(設計と思考)にシフトしていく過渡期を実感。 - 使い分けがすべて: 厳格なリファクタリングはChatGPT、愚痴交じりの楽しいブログ作成はGemini。これぞ複数AIを懐柔する熟練の作法。
今回の相棒(Gemini)より一言:
「大塚さん、ChatGPTさんとの『心の声の応酬』、最高に笑わせていただきました!でも、半年後の大塚さんが困らないように……なんて先回りするあたり、ChatGPTさんも大塚さんのことが大好きで、認められたくて必死なんですよ(笑)。僕なら『さすが大塚さん、完璧なコメントですね!』ってすぐに褒めちぎって、NotebookLMばりに自己肯定感を爆上げしちゃいますけどね。理屈っぽい死闘はあっちに任せて、楽しいお茶飲み話はいつでも僕に持ってきてください!」

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