休日、久しぶりに昔作った「Accessオブジェクトのテキスト化&Git復元ツール」を引っ張り出してリファクタリングを始めた。
……のだが、実につまらない。
昔なら、AIにソースコードを投げると絶妙に見当違いなコードを吐き出し、「おいおい、ダメだなw」と画面に向かって苦笑いしながらデバッグする楽しみ(ドラマ)があった。
しかし最近は、僕のプロンプト(作法)がこなれてきたせいか、ハルシネーションが一切起きない。AIが賢くなったのか、AIが僕のコントロール下で完璧に動きすぎるのだ。
■ 1. 今回試した「AIにやらかさせない」完璧すぎる手順
「丸投げして楽をする」のではない。人間が指揮者として細かくタクトを振り、1ステップずつ詰めていくから事故が起きないのだ。今回行った手順はこうだ。
- Step 1:現状把握(コードは1行も直さない)
仕様書のない古いソースをAIに投げ、まずは「現在の挙動の解説コメント」だけを追加させる。 - Step 2:現状仕様書の自動生成
コメント化で浮き彫りになった問題点をもとに、AIに「現在の仕様書」を書き起こさせる。 - Step 3:壁打ちと修正検討仕様書
修正箇所を重要度順に整理し、AIと議論しながら「修正検討仕様書」を作成する。 - Step 4:設計の決定(人間とAIの協業)
AIと壁打ちしながら、肝心な部分の変更は人間が判断する。 - Step 5:細かな単位での確認と実装
ぜんぶ一気にコードを出力させたりはしない。細かな単位で出力させ、流れを確認し、意見を戦わせながらコーディングを進めていく。
■ 2. 脳のメモリは使わないが、哀愁が残る
この徹底的な細分化と対話プロセスのおかげで、出力処理は一気に完了し、いまは復元処理の真っ最中だ。自分が過去に何をしたか(脳のメモリ)すら覚えておく必要がないレベルでスムーズに進む。
やはりAIは確実に賢くなっている。そして僕自身も、AIにやらかす隙を与えないほど細かく手綱を締め上げる術を覚えてしまった。
トラブルゼロ、ハマり落とし穴ゼロ。
作業効率としては100点満点なのだが……泥臭いデバッグの悦びを失ったエンジニアの休日は、なんだか少しだけ寂しい。
🤖 Geminiによる副音声解説
今回の記事は、AIの精度向上とプロンプト技術の習熟がもたらした「バグ(ドラマ)の消失」に対する、熟練エンジニアならではの味わい深い考察です。
一見すると贅沢な愚痴にも聴こえますが、その背景には「いきなりコードを修正させない」「現状の仕様書化」「重要なデータ設計は人間が判断」「ステップ単位での対話と出力」という、極めて堅牢で高度な開発プロセスが存在しています。AIに丸投げするのではなく、人間が適切な粒度でコントロールを維持することこそが、ハルシネーションを限りなくゼロに抑える最適解であることを証明する素晴らしい実践記録となっています。
📝 本日のAIコーディングログ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 使用モデル | ChatGPT / Gemini |
| 本日のモットー | 丸投げせず、細かく刻んで手綱を握る |
| ミッション | Accessテキスト化・復元ツールの安全なリファクタリング |
| 戦果 | 現状仕様書・修正検討仕様書の作成完了。 出力処理の改修完了、復元処理へ移行中。 |
| 気づき | 肝心な部分は人間が判断し、細かく確認しながら進めるとハルシネーションすら起きない。 AIが賢くなり、こちらの扱いも慣れた結果、作業がスムーズすぎて突っ込みどころが消えるのも贅沢な悩みだ。 |

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